- トップページ
- 境内のご案内
境内のご案内
境内神苑
26,506平方メートルの境内には、樹齢450年余りのふじ(市指定名木)、幹径1m、棚の広さ330平方メートル、花房1.5mにおよぶ稀有の名木と樹齢100年余りの数百株の平戸つつじ。春の新緑、秋の紅葉は荘厳な社殿とともに清遊をかねた霊地です。なお本宮山奥宮まで6kmの登拝路は、一日の家族ハイキングコースとして快適です。
10 鬼の歯形岩
その昔、霊山には恐しい鬼が住んでいました。鬼たちは麓に降りてきては村人に悪さばかりしていました。
ある時、天照大御神を祀る巫女の親子が本宮山にやって来て、毎日お祭りをしていました。霊山に住む鬼たちにとって、祭りの音は嫌な音でした。
鬼は親子を取って食おうとしましたが、母親が霊山から本宮山まで、一晩で橋をかけられたら食べられましょうと無理難題の約束をさせました。
ところが鬼たちは、一晩で橋を完成させかけたため、あわてた親子は手ミイを叩き、鶏の鳴きまねをしました。すると鬼たちは朝が来たと思い残念がって歯で石を噛み投げました。
そして鬼たちは霊山から居なくなってしまいました。この歯型石は、その時の石とされています。