四色鈴の神徳について

神社では、参拝時に鈴を鳴らしてお参りします。

これは、鎮魂の意味合いがあり己の心を鎮め、心静かにしてお参りをするのが最も一般的な作法とされています。

当社（西寒多神社）に於きましてもコロナ過前は、一般的な作法にて行ってまいりました。
この四色の鈴のご神徳については当社に以下のような縁起があります。

当社は、日の神天照大御神、暦の神月読尊を奉り又龍神が住む社と云われ、古来より雨乞い、晴れ乞い等の重要な祈願を事ある度に行って参りました。

龍神には四体居られ、

• 金運開運のご利益があり、東の方角を守る青龍。
• 縁結び安産子宝諸願必勝のご利益があり、西の方角を守る白龍。
• 家内安全諸願成就厄除けのご利益があり、南の方角を守る赤龍。
• 病気平癒健康長寿厄除けのご利益があり、北の方角を守る黒龍。

等々の龍神様が境内のいずこにいると伝わっています。

コロナ過が5類相当になり新たな四つの鈴を取り付けることになりました。

この古事に因んで鈴の尾に社殿に向かって左から朱・緑・白・紫の色を付けてお祈りできるように致しました。

また、各色には十二支にも関係があり、

• 青龍　東の方向を示す
  （寅、卯、辰）
• 白竜　西の方角を示す
  （申、酉、戌）
• 赤龍　南の方角を示す
  （巳、午、未）
• 黒龍　北の方角を示す
  （亥、子、丑）

それぞれの生まれた干支の色の鈴に願いを込め、西寒多神社大神様、龍神様にお参りをしてみてください。